ボルトエンジニア

つれゼロワッシャー

ボルトの供回り防止ワッシャー:ボルト頭を完全に固定します。

動画はここ https://www.youtube.com/embed/5DFBjZkjP64?rel=0

振動で絶対に緩まないナットとか、完全な緩み防止ナットとか、ナットが緩まないワッシャーとか強調して言いますが、ナットが緩まなくても振動でボルト頭が回ってしまえばナンセンスです。実際に振動試験をやってみると、ナットに幾ら頑丈な緩み止めを施して、ナットが回らなくても、ボルト頭が回ってボルトが緩みます。これは事実で実際に振動を受けると必ず発生します。

緩み止めナットや緩み止めワッシャーの各メーカーさんは、この事実を知りながら隠します。振動でナットが緩まないのと、ボルトが緩まないのとは別問題です。ボルト頭に緩み止め対策をしてこそ、本当にボルト全体が緩まなくなります。

★このボルト頭の緩み回転を以下の「つれゼロワッシャー」1枚で完全に防止出来ます。この製品はナットを締め付ける時にボルトの供回りを完全に防止するだけでなく、ナットの締付け後に振動を受けてもボルト頭側から緩む事態が起きません。

① ケース1
ボルトの共回りは非回転つれゼロワッシャーで解決します。

ボルトの共回りは非回転つれゼロワッシャー

② ケース2
共回り止めに高価な治具はもう要らない。

共回り止めに高価な治具はもう要らない。

③ ケース3
二枚組の「緩み止めワッシャー」の問題

優秀な緩み止めワッシャーですが、締結時にボルト頭が連れ回ってはどうしようもない。非回転つれゼロワッシャーを(ボルト頭に)使えば100%安心。

④ ケース4
板バネ付きナットの問題

優秀な緩み止めナットですが、振動を受けてボルト頭が連れ回ってはどうしようもない。非回転つれゼロワッシャーを(ボルト頭に)使えば100%安心。

⑤ ケース5
ツインナットの問題

優秀な「緩み止めツインナット」ですが、振動を受けてボルト頭が連れ回ってはどうしようもない。非回転つれゼロワッシャーを(ボルト頭に)使えば100%安心。

解決方法

共回りしないから、全てを解決するのが「連れ回りゼロワッシャー」

原理の説明

ナット(又はボルト頭)座面
トルクT1=F1xR
ワッシャーの床面に対する座面
トルクT2=F2xR
F1=F2だから、T2 > T1(ワシャは非回転)

A(40%)

ネジ部の摩擦に拠る等価トルク

B(50%)

座部の摩擦に拠る等価トルク

C(75%以上)

摩擦に拠ってワッシャーが床にしがみ付く
等価トルク:
C=Bx(ワッシャー摩擦有効径÷ボルト頭の摩擦有効径)
=Bx1.5以上となるように設計されている(~75)

C÷A=1.88以上(ほぼ2倍)
即ちワッシャーがナットの回転に合わせて連れ回るまいと「床にしがみ付くトルク」は、ナットを締め付ける際にナットがボルトを回そうとするトルクの約2倍弱のトルクになる。拠って、ワッシャーは決して回転しない原理となる。

TZ型 「つれゼロ・ワッシャー」寸法表

つれゼロ・ワッシャー

ボルト頭の供回りを完全に防止します

つれゼロ・ワッシャー
型番とボルト径 ボルト頭の平行幅 内径 ワシャ厚み 最大寸法 非回転率※
AF d t K
TZ-M14 22 14.5 4 30 1.57
TZ-M16 24 16.5 5 33 1.62
TZ-M18 27 19 5 37 1.59
TZ-M20 30 21 6 40 1.58
TZ-M22 32 22.5 6 44 1.59
TZ-M24 36 25 6 53 1.55
TZ-M27 41 28 6 58 1.55
TZ-M30 46 31 6 62 1.57
TZ-M33 50 34 6 67 1.57
TZ-M36 55 37 8 77 1.52
TZ-M39 60 40.5 8 81 1.57
TZ-M42 65 43.5 8 89 1.57
TZ-M45 70 46.5 8 98 1.58
TZ-M48 75 49.5 8 104 1.57
TZ-M52 80 54 10 110 1.55
TZ-M56 85 58 10 115 1.56
TZ-M60 90 62 12 1.55
TZ-M64 95 66 12 1.55
TZ-M68 100 70 12 1.54
TZ-M72 105 74 12 1.54

・材質:S45Cで、ボルトは並目・細目に関係無く共通です。
※非回転率は、ワシャの回転し難さを表し、通常のワシャはこの値が1.0となります。

お問い合わせ

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