緩めトルクの検証
★ナットを締め付けた後で、ボルト頭は「どれ位の力で緩められるか」実測して見ました。
「つれゼロワシャ」を使うと、ボルト頭側から緩める場合締付け時の1.82倍のトルクが必要です。
これは振動を受けても、「ボルト頭側が緩む」事は無い、のを示しています。
1.82倍は、ボルトの破断に相当するトルクだからです。
M16のボルトを締め付けて、「つれゼロワッシャーの有無」によって、どの程度に連れ回りし難いかの実験を行いました。写真の形式で「軸力80kN」で締めつけました。締付け方法はナット側から締め付けました。上の締付け状態で、ボルト頭を緩める側に回した時に、どれくらいのトルクで緩むかを測定しました。5本づつの真新しいボルト・ナットを使って測定した平均値は以下の通りです。
実験結果から、つれゼロワッシャーを使う事でボルト頭が(数値で+25~40%)回り難くなるのが分かる。ですから、ボルトの締付け時にボルト頭が「供回りし難くなる」作業の便利さだけでなく、振動などを受けた時も「ボルト頭側が回り難くなり」、結果としてボルト頭側から回る(=緩む)」現象が起きないから、動的機能面の改善となる。振動実験を行うと、ナット側だけに幾ら緩み止め対策をしても、ボルト頭側に対策がなされないと、ボルトは簡単に回って緩んでしまいます。ボルト頭側の対策は重要で「つれゼロワッシャー」の使用でこの問題が完全に解決出来ます。