ボルトエンジニア

㈱日本プララド技術部

ボルトはなぜ
共回りするのか︖(4)

振動編と改善提案

  • つれゼロワッシャー
  • 「つれゼロワッシャー」はボルトを締め付ける時に、「供回りしない」目的だけに有効なのではありません。外に、他社製品の緩み止め機能を12~16倍以上に劇的に改善する効果があります。つまり★振動に超強い!

市販に様々なメーカーの「緩み止めナットやワッシャー」が紹介されていますが、振動緩み試験を(ボルトをガッチリ固定して)「ナット単体」で実施しています。が、ナットは必ずボルトと一緒に使うので、ボルトと共にテストしないと意味がありません。主役はボルト。実際にテストしてみると、(ナットは確かに(メーカーの言う通り)回らないのに)ボルト頭が回って緩むケースが続出しました。

①ウエッジ付き二枚組
ワッシャーの場合の
「機能改善提案」

数社の以下の海外製のワッシャーがあります。ナット側に使用する分には「優れた緩み止め機能」を発揮します。実験して みて、確かに素晴らしい!
が、泣き所があります:ボルト側に同時使用するとボルトが「連れ回って」二枚のワッシャ―間に隙間を生じ、ガタとなって 早期に緩む場合があります。ガタを埋めようとボルト頭を締め直すと、逆にナット側に隙間が生じる(=隙間が移動する) イタチごっこが起きるので厄介です。ボルト側にスパナを嵌めて回り止めをしますが、回り止めが利くまでの間「連れ回りを続ける」ので、必ず隙間が生じる宿命があります。

締め終わった時に、両方のワッシャー内に空隙が無いのを目視で見極めるのは至難です。

連れ周り スキマ発生

振動緩み試験結果

緩み止め「二枚組ワシャ」の振動実験

試験の通り、ボルト側に「つれゼロワッシャー」を併用すれば問題が解決し、しかも緩み止め効果が12倍以上に機能が改善されます。「つれゼロワッシャー」自体に緩み止めの機能はありませんが、ボルトを床面にしっかり固定するので結果的に「二枚組ワッシャー」が本来の機能を100%発揮する結果です。

振動試験の様子:
空中にぶら下げて上下前後に揺らす。

振動試験の様子

②偏芯ツインナットの場合の
「機能改善提案」

振動に無防備

ナット自体は「優れた緩み止め効果」を発揮しますが、問題はボルト側です。無防備で対策が無いので、振動を受けると早期に回ってしまいます。

緩み止め「偏芯ツインナット」の振動実験

試験の通り、ボルト側に「つれゼロワッシャー」を併用すれば問題が解決し、しかも緩み止め効果が16倍以上に機能が改善されます。「つれゼロワッシャー」自体に緩み止めの機能はありませんが、ボルトを床面にしっかり固定するので結果的に「ツインナット」が本来の機能を100%発揮する結果です。

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